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ミケランジェリとペトロフピアノ [音楽雑記]

ピアノ愛好家の方から貴重な情報を頂きました。
こちらの文献によると、20世紀を代表するピアニスト
A.B.ミケランジェリは自身の邸宅で面倒をみていた
15人の生徒のために、特に気に入っていたチェコの
ペトロフ社のグランドピアノを15台用意していた、
とそのように記述されています。

これはまた興味深いと思いまして店長が学生時代から
御世話になっているミケランジェリの弟子だった先生に
確認してみたところ、生徒の勉強用に随分ペトロフを
入れていたとのこと。さらには別邸にもPETROFと
August Försterを納めていた事実が分かりました。

他の欧ブランドより生産数の多いペトロフは価格的に
入手しやすいというメリットがあるとはいえ、以前にも
ご紹介したようにバチカン市国におけるローマ教皇の
謁見演奏の際にPETROFを使用していることから彼の
「楽器としての評価」を窺い知ることが出来ます。

ピアノの音やタッチの精度に対する要求の高さから、
「完璧主義者」と謳われた巨匠ミケランジェリ。
彼が求めた「楽器のクオリティ」を常にイメージして
1音1鍵のプレップアップに努めたいと思います。

※バチカン市国での演奏に関する記事はこちら
https://www.facebook.com/pianoprep/photos/pb.1397702150442687.-2207520000.1416385786./1517961351750099/?type=3&theater

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