SSブログ

ドイツ製UP 新規メンテナンス [ピアノ・メンテナンス]

なんと今日納めたペトロフP118P1アルダーの
すぐ横には某ドイツ製アップライトの姿が!
本日こちらのメンテナンスも依頼されました。

P1230293.JPG

購入して以来、音がオーナー様の好みではなく
どうにかして欲しいとのことで早速調整に...

12299361_1749685838584116_154358410677779324_n.jpg
まずは弦合わせ...大きくずれています

12241542_1749685895250777_6327275301829076948_n.jpg
間隔もバラつきが目立ちます

12239738_1749685901917443_3879051265571509718_n.jpg
ひとつひとつバランスを整えていきます

12063501_1749685898584110_4978898189981649895_n.jpg
鍵盤の高さに凸凹を確認

12243125_1749685938584106_2491419862065312933_n.jpg
高さを整えながら穴の位置、径が異なる
パンチング紙をついでに交換します

12250067_1749685945250772_5089645454655775449_n.jpg
鍵盤が深いため88鍵にパンチングを補充

12246710_1749685951917438_6454813025310625265_n.jpg
アクションのポジションも修正します

12294629_1749686015250765_4696434424189820213_n.jpg
ハンマーストップ位置は15mmに調整

12249606_1749685988584101_5138376648126950933_n.jpg
A=442Hzで調律

11.JPG
3弦合わせ&ファイリング作業を実施
輪郭のハッキリした音を作っていきます

securedownload (1).jpg
半日でまずまずの状態にまとめました!
...がまだまだ精度を上げる必要あり。

残念なことにヨーロッパ製あるいはブランド
ばかり名が先行して販売されているケースが
目に付きます。今回も調整が不十分なままで
出荷されているように見受けられました。
私自身ひとりのピアノ愛好家として、非常に
悲しく思います。

本当に大切なのは、どんなピアノであっても
音とタッチが好ましく整備されていること...
そのためのプレップアップ作業であり、特に
輸入ピアノには欠かせない手間なのです。
nice!(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:音楽

nice! 0

Facebook コメント

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。