ヨーロッパ製ピアノ vs 国産ピアノ [ピアノ・メンテナンス]
ヨーロッパで作られたピアノは日本の気候に
馴染まないのでは?とお客様から質問される
ことが時々ございます。本日はそれについて
メンテナンス作業とからめて書き綴ります。
ちょっと長くなりますが、ご参考までに...
まず午前はP131M1マホガニー艶出モデル。
生徒達の伴奏が多いという音楽教室の先生に
昨年ご購入頂いたものです。一戸建ての1階、
湿気の影響もあって少々ピッチは高めに変化、
441Hzからご希望の440Hzに下げ調律でした。
まずはチューニングピンをきれいに
ハンマーの位置をひとつずつ確認
鍵盤の高さを正確に整えます
アクションパーツの位置も正しく調整
ハンマーストップの位置も揃えます
調整を終えてから調律を実施
最後は外装&ペダルをクリーニング♪
午後は別のお宅で国産グランドピアノです。
納品して3年弱、アクションの状態はやっと
落ち着いてきたのですが、温度湿度の変化を
受けて調律は大幅に低下、436Hzから元通り
442Hzまで念を入れてピッチを上げました。
ピッチが極端に低いため調律を優先
ハンマーの高さに凸凹が...
鍵盤の高さを紙パンチングで修正
鍵盤の高さを整えていきます
ジャックの高さも再調整
ここでハンマーの高さをリセット
アフタータッチも再び揃ってきました
グランドピアノのハンマーストップ調整
硬いハンマーフェルトに針刺しヴォイシング
乾燥で緩んだネジをもう一度増し締めします
要は温度・湿度に影響を受けるのは日本製も
ヨーロッパ製も同じということ。あまりにも
極端な変化は調律や調整の狂いを招きます。
中には楽器の生命線である「響板」が割れる
ことも...。国産ピアノも例外ではありません。
特に日本は冬場の乾燥、梅雨の季節がある為
ピアノ部屋に湿度計を置いてチェックする等
日頃から楽器をケアする意識が大切!
これから購入される方は正しい知識をもって
ピアノをお求め頂けたらと思います。
馴染まないのでは?とお客様から質問される
ことが時々ございます。本日はそれについて
メンテナンス作業とからめて書き綴ります。
ちょっと長くなりますが、ご参考までに...
まず午前はP131M1マホガニー艶出モデル。
生徒達の伴奏が多いという音楽教室の先生に
昨年ご購入頂いたものです。一戸建ての1階、
湿気の影響もあって少々ピッチは高めに変化、
441Hzからご希望の440Hzに下げ調律でした。
まずはチューニングピンをきれいに
ハンマーの位置をひとつずつ確認
鍵盤の高さを正確に整えます
アクションパーツの位置も正しく調整
ハンマーストップの位置も揃えます
調整を終えてから調律を実施
最後は外装&ペダルをクリーニング♪
午後は別のお宅で国産グランドピアノです。
納品して3年弱、アクションの状態はやっと
落ち着いてきたのですが、温度湿度の変化を
受けて調律は大幅に低下、436Hzから元通り
442Hzまで念を入れてピッチを上げました。
ピッチが極端に低いため調律を優先
ハンマーの高さに凸凹が...
鍵盤の高さを紙パンチングで修正
鍵盤の高さを整えていきます
ジャックの高さも再調整
ここでハンマーの高さをリセット
アフタータッチも再び揃ってきました
グランドピアノのハンマーストップ調整
硬いハンマーフェルトに針刺しヴォイシング
乾燥で緩んだネジをもう一度増し締めします
要は温度・湿度に影響を受けるのは日本製も
ヨーロッパ製も同じということ。あまりにも
極端な変化は調律や調整の狂いを招きます。
中には楽器の生命線である「響板」が割れる
ことも...。国産ピアノも例外ではありません。
特に日本は冬場の乾燥、梅雨の季節がある為
ピアノ部屋に湿度計を置いてチェックする等
日頃から楽器をケアする意識が大切!
これから購入される方は正しい知識をもって
ピアノをお求め頂けたらと思います。
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