SSブログ

Prep for Upright Piano Concert② [店主の日常]

1422412_1593270950885805_570260388903920415_n.jpg

明日はアップライトピアノ・コンサート本番、
P118P1のプレップアップも完了しました(^^)
贅沢にもこちら2台のペトロフP118をご用意、
筒井一貴さんの演奏で聴き比べて頂きます。
そこで皆様にはペトロフUPの予備知識を...

10543071_1593270944219139_5528847455975334363_n (1).jpg

まずは弦の振動を増幅させる「響板」。
ペトロフは、アップライト、グランドピアノに
関わらず、「ボヘミアン・スプルース」という
チェコの森で採れた木材を使用しています。
ヴァイオリン等の弦楽器に用いられるだけあり
歌うような音色と豊かな響きを育みます。

11053537_1593271064219127_707465058694055901_n.jpg

さらに「アグラフ」という金属パーツが88の
音すべてに採用されているのも大きな特長。
1音ごとに弦長を正確に割り出すアグラフは、
ピュアな音色を再現する効果が得られる反面、
鉄骨フレームに一つずつ埋め込む作業に手間が
かかります。ただペトロフ工場の工員にとって
これは昔からの伝統であり、ごく自然な製法。


各モデルによって材質に差を付けたり、効率を
重視して方式を変更したり、付加価値を付ける
ためにあえてアグラフを使用したり、そうした
商業主義的な経営と一線を画す姿勢こそ店長が
ペトロフピアノに惚れ込んだ理由です。

今も息づく昔ながらのピアノ作り、明日はぜひ
ペトロフのレトロな響きをお愉しみ下さい♪
まだ数席ご用意できますので、ご興味ある方は
メールかお電話でお問い合わせを。。
http://www.pianoprep.jp/cont5/main.html
nice!(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:音楽

出井さん&根本さん チェコ便り② [音楽雑記]

今朝もチェコからニュースです(^^)
ペトロフ本社を訪れた出井さん&根本さん、
第5代社長のズザナ・ペトロフ社長(右)と
営業責任者タベット氏(左)と社長室で撮影♪
そう、ペトロフ社の現社長は女性なのです。

1901795_10204834183668104_7685096327578726264_n.jpg

アントニン・ペトロフが創業した1864年から
150年、歴史の大きな変動にもまれながらも、
創業家一族のもと長きにわたり大切に守られ
受け継がれてきたペトロフ社のピアノ作り。
その礎をなしたのは「人の温もり」です。

工場を訪れると皆とてもフレンドリーであり、
またズザナ社長が従業員に慕われている様子も
伝わってきます。まさにファミリー企業ですね。

店長が専門店を設立することを決心したのも
このような「古き佳きピアノ作りの伝統」を
目の当たりにしたから。現在のピアノ業界を
考えると希少な存在といって良いでしょう。

機械式の大量生産とは異なり、いまも多くの
人の手間と時間をかけて作られるペトロフ。
その魅力を日本の皆様にもお届けします!
nice!(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:音楽

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。