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新年初メンテナンス [ピアノ・メンテナンス]

2016年最初のメンテナンスは昨年末に
納めたP118P1アルダーモデル。
まだ日本に到着して間もないということ、
そして慣れない環境ということもあって
生じた狂いをしっかりとリセットします。

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まずは「弦合わせ」を念入りにチェック
弦跡が正しく付くように矯正します

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鍵盤の高さ、深さも細かく修正

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バックチェックの狂いを調整

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ハンマーストップは15mmの位置に
弾き心地にも関わってきます

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調律のピッチはA=442Hz
88の音程を地道に揃えていきます

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お客様の希望で少しソフトな音質に
ハンマーフェルトに針を刺します

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針の痕跡を布ヤスリで処理
フェルト表面を滑らかに仕上げます

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コンクリートのモダンな内装と北欧家具調の
アルダー材という組み合わせ

納入調整に要した時間はおよそ2時間半、
ピアノが「楽器」としての体を成すためには
「調律」だけではどうしても不十分です。

アクション、鍵盤の動作を整える「整調」
88音の質感を針などで整える「整音」

今年もこの3点を心掛けて皆様のピアノを
メンテナンス(維持管理)してまいります。
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