PETROFアップライトコンサート@高崎 [イベント告知]
1週間後の1/31(日)にPETROFコンサートが
群馬県高崎市のアトリエ・ミストラルで開催♪
新春コンサートにご出演の筒井一貴氏が次は
アップライトP118D1Walnut艶消モデル使用。
スメタナ、ドヴォジャーク、ヤナーチェクなど
チェコ人作曲家の作品を愉しみませんか?
ショールームで多くのピアニスト達を虜にした
ピアノがこんな素敵なサロンで皆様に聴いて
頂ける機会に心より感謝を申し上げます。
当日は店主もコンサート調律に参加。
特にサティ、ヤナーチェクなど楽器の響きが
大事な要素となる作品ではペトロフの余韻、
音の広がりを皆様に体感して頂きたいです。
近くには伊香保温泉、東京からの小旅行に
いかがですか?
ご来場を心よりお待ち申し上げます!
群馬県高崎市のアトリエ・ミストラルで開催♪
新春コンサートにご出演の筒井一貴氏が次は
アップライトP118D1Walnut艶消モデル使用。
スメタナ、ドヴォジャーク、ヤナーチェクなど
チェコ人作曲家の作品を愉しみませんか?
ショールームで多くのピアニスト達を虜にした
ピアノがこんな素敵なサロンで皆様に聴いて
頂ける機会に心より感謝を申し上げます。
当日は店主もコンサート調律に参加。
特にサティ、ヤナーチェクなど楽器の響きが
大事な要素となる作品ではペトロフの余韻、
音の広がりを皆様に体感して頂きたいです。
近くには伊香保温泉、東京からの小旅行に
いかがですか?
ご来場を心よりお待ち申し上げます!
Monti - Csárdás by a SUZUKI recorder(plastic) and a PETROF P194 piano highly prepared by Piano Prep [ペトロフ動画]
先日の新春コンサートの模様を筒井一貴さんが
YouTubeにアップして下さいました。
筒井さんによる見識に富むメッセージを以下に
添えて読者の皆様にご紹介、演奏者に支持して
頂けることほど有難いことはございません。
有名なモンティのチャルダッシュ(チャールダーシュ)です。
この曲はヴァイオリンをはじめとしてさまざまな楽器で演奏されていますが、リコーダーの名手:中村栄宏氏がごく普通のスズキのプラスチック製ソプラノリコーダーで吹きました。
スズキのリコーダーはバロック時代を代表するリコーダー製作家のモデルを基本に設計されており、このソプラノリコーダーはオランダのデン・ハーグ市立博物館所蔵、工ンゲルベルト・テルトンのソプラノリコーダーを基本に設計されています。マトモな設計のリコーダーは多少強く息を吹き込んでも音が割れにくく、プラスチック製だからと言って軽蔑してはならぬことがおわかりになろうかと思います。逆に、プラスチック製だからこそ設計が大切なのですが(・o・ゞ
そして、リコーダーは音が小さいので伴奏ピアノは非常に小さく弾かねばならぬ、という考えも誤解です。リコーダーの最低音域は確かに原理的に大きな音は出せませんが、他の音域は奏者の腕前次第で相当に鳴らせられます。伴奏ピアノの方も実は楽器も演奏者も調整次第で相当の柔軟性を持たせられますし、そもそもこのチャルダッシュの伴奏は変化に富んでいますので、「邪魔しないように弾く」程度の認識でアンサンブルできるようなシロモノではございません。
さて、伴奏に使っているピアノは東京、白金台のチェコ製ピアノ「ペトロフ」専門店のピアノプレップによる、きわめて普通な方向のみを突き詰めた精密調整で仕上げられた、ごく普通の194cmグランドピアノです。生楽器というシロモノは、周囲の環境の変化に応じて常に動き続けています。そのいわば動的バランスの妙、工場出荷の時点では半製品ですらないとさえ言える、なかなかシビアな世界だったりします。したがって、マトモな生楽器とマトモな販売店、そして可能ならばマトモな温湿度管理は三位一体、そのためには丁寧な作業と愛情が不可欠で、絶対的に時間が必要とされます。昨今のせわしない世の中でしかも楽器という実にファジーな「生き物」を扱うにあたって、常に効率とのせめぎ合いで販売がなされる、という当たり前のことを当たり前のこととして、それでも丁寧な精密調整を行う販売店には最大限の敬意を払いたく思います。
中村栄宏/リコーダー奏者
http://hidehiro-recorder.wix.com/
古典鍵盤楽器奏者/筒井一貴
つれづれ草紙:http://bergheil.air-nifty.com/blog/
YouTubeにアップして下さいました。
筒井さんによる見識に富むメッセージを以下に
添えて読者の皆様にご紹介、演奏者に支持して
頂けることほど有難いことはございません。
有名なモンティのチャルダッシュ(チャールダーシュ)です。
この曲はヴァイオリンをはじめとしてさまざまな楽器で演奏されていますが、リコーダーの名手:中村栄宏氏がごく普通のスズキのプラスチック製ソプラノリコーダーで吹きました。
スズキのリコーダーはバロック時代を代表するリコーダー製作家のモデルを基本に設計されており、このソプラノリコーダーはオランダのデン・ハーグ市立博物館所蔵、工ンゲルベルト・テルトンのソプラノリコーダーを基本に設計されています。マトモな設計のリコーダーは多少強く息を吹き込んでも音が割れにくく、プラスチック製だからと言って軽蔑してはならぬことがおわかりになろうかと思います。逆に、プラスチック製だからこそ設計が大切なのですが(・o・ゞ
そして、リコーダーは音が小さいので伴奏ピアノは非常に小さく弾かねばならぬ、という考えも誤解です。リコーダーの最低音域は確かに原理的に大きな音は出せませんが、他の音域は奏者の腕前次第で相当に鳴らせられます。伴奏ピアノの方も実は楽器も演奏者も調整次第で相当の柔軟性を持たせられますし、そもそもこのチャルダッシュの伴奏は変化に富んでいますので、「邪魔しないように弾く」程度の認識でアンサンブルできるようなシロモノではございません。
さて、伴奏に使っているピアノは東京、白金台のチェコ製ピアノ「ペトロフ」専門店のピアノプレップによる、きわめて普通な方向のみを突き詰めた精密調整で仕上げられた、ごく普通の194cmグランドピアノです。生楽器というシロモノは、周囲の環境の変化に応じて常に動き続けています。そのいわば動的バランスの妙、工場出荷の時点では半製品ですらないとさえ言える、なかなかシビアな世界だったりします。したがって、マトモな生楽器とマトモな販売店、そして可能ならばマトモな温湿度管理は三位一体、そのためには丁寧な作業と愛情が不可欠で、絶対的に時間が必要とされます。昨今のせわしない世の中でしかも楽器という実にファジーな「生き物」を扱うにあたって、常に効率とのせめぎ合いで販売がなされる、という当たり前のことを当たり前のこととして、それでも丁寧な精密調整を行う販売店には最大限の敬意を払いたく思います。
中村栄宏/リコーダー奏者
http://hidehiro-recorder.wix.com/
古典鍵盤楽器奏者/筒井一貴
つれづれ草紙:http://bergheil.air-nifty.com/blog/
ピアノとコーヒーと... [店主の日常]
午前中はペトロフで録音を検討されている
ピアニストがグランドピアノを弾き比べ。
3台の音色の違いをお愉しみ頂きました。
各メーカーに「音の個性」があるのに加え
1台1台の調整や木目、塗装の違いによって
音の味わいが変わるのはコーヒーのよう...
豆の銘柄のみならず、焙煎、挽き方、注ぐ
お湯の温度、抽出方法、そうした幾つもの
要素が絡み合って決定するコーヒーの味。
良い素材を選び、地道に欠点豆を取り除く
ことはもちろん言うまでもありません。
ピアノという楽器もハンマーフェルトの質、
鍵盤の沈む深さ、アフタータッチの量など
調整の組み合わせによって、音とタッチに
新たなキャラクターが宿る奥が深いもの...
それゆえにプレップアップ(出荷調整)と
ユーザーの好みにあわせるカスタマイズを
ピアノ専門店として大切に考えています。
日本初となるP127NEXTをオーダー頂いた
お客様もそのような弊社のポリシーに共感
して下さった方のおひとり。納品に向けて
調整作業をきめ細かく実施しています。
ピアニストがグランドピアノを弾き比べ。
3台の音色の違いをお愉しみ頂きました。
各メーカーに「音の個性」があるのに加え
1台1台の調整や木目、塗装の違いによって
音の味わいが変わるのはコーヒーのよう...
豆の銘柄のみならず、焙煎、挽き方、注ぐ
お湯の温度、抽出方法、そうした幾つもの
要素が絡み合って決定するコーヒーの味。
良い素材を選び、地道に欠点豆を取り除く
ことはもちろん言うまでもありません。
ピアノという楽器もハンマーフェルトの質、
鍵盤の沈む深さ、アフタータッチの量など
調整の組み合わせによって、音とタッチに
新たなキャラクターが宿る奥が深いもの...
それゆえにプレップアップ(出荷調整)と
ユーザーの好みにあわせるカスタマイズを
ピアノ専門店として大切に考えています。
日本初となるP127NEXTをオーダー頂いた
お客様もそのような弊社のポリシーに共感
して下さった方のおひとり。納品に向けて
調整作業をきめ細かく実施しています。