ペトロフP118C1ウォルナット艶出モデル プレップアップ

８時間寝かせたアイスコーヒーが完成！
ご来客用に夏仕様でご用意しました。


午前中ポタポタと地道に淹れた珈琲を
冷蔵庫に寝かせて....

氷に直接ドリップするよりも角のとれた
円やかな味わいが「水出し」式の特徴、
同じ珈琲豆も淹れ方で味が変わります。


仕事を行いながら8時間後に完成！

ピアノも同様、ハンマーフェルトの硬さ
鍵盤の沈む深さ、アフタータッチの量、
調整作業によって音と弾き心地に新たな
「個性」を吹き込むことが可能です。


まずはお約束のクリーニングから...


キーピンも合計176本を磨きます。


フロントキーピンの角度を修正します。


鍵盤の遊びを作って滑らかなタッチに。


続けてアクションのハンマー調整。
アルコールランプが出動！


ハンマーと弦の合わせをチェック


今回は「３弦合わせ」もこのタイミングで...
爪ではじいて同時に接しているか確認。


ハンマー先端を薄く削って調整します。


ハンマーフェルトの形も整えていきます。


続けて鍵盤セクションへ。まずキーピンの
前後位置を定規をあてながら修正。


鍵盤の高さに凸凹があります。


パンチング紙を使いながら高さを調整


一枚板のように綺麗に揃うまで続けます。


高さがそろったら、次は深さを調整。


ハンマーの接近調整。2～3mmが基準、
88鍵を根気よく設定していきます。

素材の良さを活かすのが技術者の仕事、
プレップ中のP118C1ウォルナット艶出
モデルを仕上げるには少々お待ちを...。

あれから３年...

弊社オープンと同時にお買い上げ頂いた
P125F1マホガニー艶出のメンテナンス！



記念すべき第１号のお客様ということで
ペトロフ社長にサインを頂いて早３年...





お子様と会社の成長を共に見届けている
ピアノなので店主自身も感慨深いです。


まずはチューニングピンの掃除から


鍵盤下、棚板のクリーニング


フロントキーブッシングクロスを調整
１鍵ずつ遊びを作っていきます


鍵盤ならし（高さ）をリセット


鍵盤あがき（深さ）もリセット


ハンマーストップ後、調律、整音を実施

お子様の演奏が驚くほど上達されていて
喜びも一入。４年目を迎えても変わらず
ご家族でご愛用頂いています！


人気店「リリエンベルグ」の焼き菓子を
頂戴しました。手作り感ある美味しさ...
http://www.lilienberg.jp/

どうもご馳走様でした！

ペトロフ P173Breeze Chippendale マホガ二ー艶出モデル メンテナンス

本日は県外でP173Breeze Chippendaleの
メンテナンス、納めて半年が経ちました。



出勤前に毎朝楽しく弾いていますとお客様、
それを聞くと仕事にも一層熱が入ります。

調律の他、話題のアフタータッチや音質の
調整など3時間かけて入念にリセット作業、
販売後も大切にサポートいたします。


A=441→442Hzにピッチ上げ調律


ベッディングスクリューの浮きを直したら
アクションの調整、まずはジャックから


アフタータッチの反応が少なかったため
打弦距離を狭めて対応、基準をとります


ハンマーならし完了、弦跡も良好です


2ｍｍほど広がっていたハンマーストップ
基準の15ｍｍに88鍵すべてリセット


美しいマホガニー材をワックスで磨きます


お嬢様が選ばれたディスカチャーチ社製
ピアノ椅子、濃いブルーがお洒落！

【ミケランジェリのピアニズムを探る③】

【ミケランジェリのピアニズムを探る③】
鍵盤を静かに押し下げて底に近づいたときにトクン...と指先に伝わる感触、その秘密はアクションに隠されています。



ご覧の通り、アクション内部では棒状の部品「ジャック」が皮で巻かれた円筒状の部品「シャンクローラー」を擦り上げて脱進、この現象がアフタータッチの正体。このトクン...とジャックが抜ける感触を適度に、かつ88鍵均質に整えて初めてグランドピアノは正常に機能します。
こうした一連のメカニズムを熟知していたと思わせるミケランジェリのエピソードはまた次回にでも…。

【ミケランジェリのピアニズムを探る②】

【ミケランジェリのピアニズムを探る②】
コンサートピアノ同様に調整を行うと、アフタータッチのポイント（鍵盤底近く）から微弱なpppを鳴らすことも可能。こうした感度の高い状態で「ピアノ」を操作出来たら演奏表現の幅はさらに豊かに...。



アフタータッチ調整は、鍵盤の高さ＆深さ、ジャック、ハンマー接近、打弦距離、ドロップ等々...各アクション調整の言わば集大成。ミケランジェリのようにとは言わないまでも、ユーザーであれば使用するピアノの状態を常に把握しておきたいところです。

2016年7月24日（日）Novecento ～もうひとつの20世紀～

赤ちゃんコンサートの次は異色コラボ？
西垣林太郎さんと筒井一貴さんが初共演、
ギター＆ペトロフ「木の響き」の邂逅...
プログラムには20世紀の作品が揃い踏み、
そして美味しいモラヴィア・ワイン付き。
白金台で大人の時間を過ごしませんか？



夏場を考慮しまして開演時間は15：30～
音楽家と共にPETROFの可能性を試みる
ピアノプレップならではのコンサート、
皆様のご来場をお待ち申し上げます！

第５回「赤ちゃんからのコンサート」レポート♪

第５回「赤ちゃんコンサート」が終了！
土曜日とあって4～5歳の幼児もご来場、
岩本きよら先生＆古川かりん先生が贈る
クラシックのピアノソロ、連弾、そして
童謡は親子で手足を使って歌いながら...
「音楽の時間」をお楽しみ頂きました♪


岩本きよら先生のピアノソロあり


古川かりん先生の伴奏で童謡を合唱


連弾の場面ではお子様達が近くで鑑賞


今回もご出演下さり有難うございました！

地元の先生とアイデアを出し合って本場
チェコ共和国製のピアノをカジュアルに
体感してもらう「赤ちゃんコンサート」
どうぞ次回も宜しくお願い致します。

ペトロフP118C1マホガニー艶出モデル 納入調整♪

P118C1マホガニー艶出モデル納入調整。



新築の家、楽器、今後も末永く使用する
モノの大切さをお子様に伝えられたら…
とお母様。孫の代まで見据えてピアノを
購入される方が増えている今日この頃、
納品後のメンテナンスが益々重要です。


まず湿気で上昇した音程を調律で修正


ハンマーと弦の合わせを精密に再調整


鍵盤高さの僅かな凹凸を修正します


鍵盤の深さも丁寧に調整


高音域のハンマーストップは12ｍｍに


音質のばらつきは針刺しで調整


これからも大切にケアしてまいります

ショールームに入荷！

Petrof pianos from Czech Republic
Discacciati piano benches from Italy



海を渡ってショールームに到着！

Prep for Conductors seminar＠五反田G-Call Salon

本日は指揮者の曽我大介さんによる
オープンセミナー＆ワークショップ。
音質とアフタータッチを精密に調整、
PETROFがオーケストラの臨場感に
迫ることが出来ましたら幸いです！


使用する位置にピアノを移動


湿気で少々変化した音を調律


ジャックの前後位置を細かく修正


ジャックの高さを調整
トリル、同音連打の性能に関わります


鍵盤の高さも再度チェック


アフタータッチを正確に揃えます


鍵盤蓋の真鍮ロゴもピカピカに


全国各地の優れた素材が集結する
G-Callサロンは五反田駅すぐ


これでペトロフの準備は完了...
ご盛会をお祈り申し上げます！