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国産GPプレップ&メンテナンス作業② [ピアノ・メンテナンス]

グランドピアノの性能を最大限引き出ために
黙々と作業に没頭、コンサートピアノ同様に
手間と時間をかけて調整を行っています。

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もう一度ハンマーと弦の合わせを確認、
整音作業のためにも弦跡を精密に...

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ジャックの前後調整

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ジャックの高さ調整

トリル、連打に関わる重要なジャック調整、
コンサートの際も本来チェックすべき事項

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より繊細な音を出すための接近調整、
一音ずつライトを照射して地道に作業...

この後ドロップ、白鍵の深さ、ストロークを
揃えて、今回はいったんダンパー調整に...

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掛かりのタイミングを正確に揃えるために
ハンマー側面に基準のラインを記します。

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基準をとったら定規を当てながらダンパー
レバーの位置をボタン調整で揃えます。

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ダンパーの総上げ調整、ペダルの操作に
同時に応えるように地道に調整します。

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ダンパーの止音不良もあわせて調整、
家庭向けのピアノの場合こうした細部の
詰めが甘いことが往々にしてあります。

本番はどんなピアノでも弾けなくてはダメ!
という先生がいらっしゃいますが、それには
標準状態の楽器でさらう必要があります。

その「標準」が技術者による精密な作業で
保たれているのが実はコンサートピアノ。
家庭用のピアノでも同等の内容、精度で
整備すると性能は間違いなく向上します。
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