ペトロフP131M1ウォルナット艶出モデル ヴォイシング [プレップアップ]
ペトロフP131M1ウォルナット艶出モデル、
ついに最後の「整音」に入りました。
英語で「ヴォイシング」と呼ばれるように
調律、整調とともに欠かせない仕事...
料理でいえば味付け、シェフのセンスが
問われるところ、まさに「画竜点睛」です。
フォルテ、メゾフォルテ、ピアノ...
各ダイナミックレンジを聴き分けながら
深さ、箇所を考えて針刺しを行います
工場出荷の段階だとやや粗い状態
きれいにフェルトを整形することで
より艶やかでまとまった音色に...
3弦合わせ、1弦ずつ弾いて接点をチェック
ハンマーをさらに細かく整形していきます
最後はユーザー目線で仕上がりをチェック
大事なのは調整そのものより結果です。
P131M1 Walnut High Polish 完成!
店主も自信もってお勧めできる逸品です。
ついに最後の「整音」に入りました。
英語で「ヴォイシング」と呼ばれるように
調律、整調とともに欠かせない仕事...
料理でいえば味付け、シェフのセンスが
問われるところ、まさに「画竜点睛」です。
フォルテ、メゾフォルテ、ピアノ...
各ダイナミックレンジを聴き分けながら
深さ、箇所を考えて針刺しを行います
工場出荷の段階だとやや粗い状態
きれいにフェルトを整形することで
より艶やかでまとまった音色に...
3弦合わせ、1弦ずつ弾いて接点をチェック
ハンマーをさらに細かく整形していきます
最後はユーザー目線で仕上がりをチェック
大事なのは調整そのものより結果です。
P131M1 Walnut High Polish 完成!
店主も自信もってお勧めできる逸品です。
ペトロフP131M1ウォルナット艶出モデル プレップアップ② [プレップアップ]
ペトロフP131M1 プレップアップ2日目!
夕方に来客があって整音作業は持ち越し、
軽快な弾き心地に仕上がっています。
鍵盤高さを整える前にキャプスタン調整、
アクションと鍵盤の間にロスがないように
鍵盤高さを定規でチェック、タッチの基本は
「鍵盤均し」にあります
鍵盤と水平なレベルに視線をあわせても
チェックは可能。パンチング紙を使用して
鍵盤高さの精度を高めます
鍵盤高さが揃って初めて深さ調整が可能、
パンチング紙でリセットします
パイロットボタンの前後、間隔を調整、
指先に伝わるタッチ感を均質にします
アクションパーツの間隔を微調整
ハンマー接近をひとつずつ精密に...
微弱音、連打にも関わる大事な調整
打弦後にハンマーがストップする位置を
正確にリセットします
止音するダンパーフェルトの動作を揃えます
鍵盤に連動してダンパーが始動する掛かりの
タイミングを地道に調整していきます
整調後にA=442Hzで再調律、
あとは整音作業を残すのみです
夕方に来客があって整音作業は持ち越し、
軽快な弾き心地に仕上がっています。
鍵盤高さを整える前にキャプスタン調整、
アクションと鍵盤の間にロスがないように
鍵盤高さを定規でチェック、タッチの基本は
「鍵盤均し」にあります
鍵盤と水平なレベルに視線をあわせても
チェックは可能。パンチング紙を使用して
鍵盤高さの精度を高めます
鍵盤高さが揃って初めて深さ調整が可能、
パンチング紙でリセットします
パイロットボタンの前後、間隔を調整、
指先に伝わるタッチ感を均質にします
アクションパーツの間隔を微調整
ハンマー接近をひとつずつ精密に...
微弱音、連打にも関わる大事な調整
打弦後にハンマーがストップする位置を
正確にリセットします
止音するダンパーフェルトの動作を揃えます
鍵盤に連動してダンパーが始動する掛かりの
タイミングを地道に調整していきます
整調後にA=442Hzで再調律、
あとは整音作業を残すのみです
ペトロフP131M1ウォルナット艶出モデル プレップアップ! [プレップアップ]
先週入荷したP131M1ウォルナット艶出、
試弾してみたいと早くもお問い合わせあり。
弊社のペトロフに関心をお持ち下さり感謝...
そろそろショールームの温湿度に馴染んだ
頃合いとみてプレップアップを開始です!
まずはチューニングピン&弦を掃除。
ひとつひとつの弦を駒と密着させます。
鍵盤を外して棚板を掃除してから
キーピン176本をきれいに磨きます。
キーホールもブラッシングで掃除、
細かい木屑を取り除きます。
ひとつひとつ「鍵盤遊び」を調整、
滑らかな弾き心地に整えていきます。
ドイツの老舗メーカーRENNER社の
純正アクションを搭載、ネジ締め確認。
アクションを再び本体に戻して弦合わせ、
角度、間隔を正しいポジションに設定。
ざっとA=442Hzに整えたところで本日終了、
まだまだ作業工程は1/3といった状況。
整備状況をご覧頂くのも顧客サービス、
全てはピアノを愛する方々のために...
試弾してみたいと早くもお問い合わせあり。
弊社のペトロフに関心をお持ち下さり感謝...
そろそろショールームの温湿度に馴染んだ
頃合いとみてプレップアップを開始です!
まずはチューニングピン&弦を掃除。
ひとつひとつの弦を駒と密着させます。
鍵盤を外して棚板を掃除してから
キーピン176本をきれいに磨きます。
キーホールもブラッシングで掃除、
細かい木屑を取り除きます。
ひとつひとつ「鍵盤遊び」を調整、
滑らかな弾き心地に整えていきます。
ドイツの老舗メーカーRENNER社の
純正アクションを搭載、ネジ締め確認。
アクションを再び本体に戻して弦合わせ、
角度、間隔を正しいポジションに設定。
ざっとA=442Hzに整えたところで本日終了、
まだまだ作業工程は1/3といった状況。
整備状況をご覧頂くのも顧客サービス、
全てはピアノを愛する方々のために...
技術と熱意を映し出す「鏡」 [プレップアップ]
手を抜けばヘソを曲げ、懸命に手を入れると輝く…
そんなペトロフの一面を今日は実感。10年を経た味わい深い響きながら凸凹した音質、もわっとしたタッチをリセット。その原因は楽器の問題というよりも調整不足によるもの。チェコの名器は時として調律師(ピアノ店)の技術力と熱意を写し出す「鏡」のように思えます。
現在は弊社でプレップしたピアノのみメンテに対応していますが、今回ばかりは10年前に購入されたP118C1を特別に現地で調整。
ハンマーの動作不良(スティック)が発生、打弦した後に戻ってきません。湿気過多による影響...
まずは汚れたチューニングピンをクリーニング(右ビフォー・左アフター)ハンマーの間隔も不揃い、調整不足がうかがえます。
キーピンのベトツキで少し上げた鍵盤が降りてきません。弾き心地が鈍化する理由のひとつ。
チューニングピン&弦を磨いた後、ひとつひとつ弦合わせを実施。
弦溝の位置がまちまち、この機にリセットします。
ファイリング作業によって弦溝をきれいに取り除きます。(左ビフォー・右アフター)
布ヤスリで卵型にひとつひとつのハンマーを整形。
弦合わせを再度チェック。やっと新品に近い状態までハンマーは復活。凸凹だった音質も揃ってきました。
鍵盤を外して棚板にたまった埃を清掃。
キーピンの汚れを1本1本きれいに拭います。
棚板のネジを増し締め。
フロントキーピンの角度が斜め、これもタッチに影響あり。
定規をあてながら角度を修正していきます。
汚れたキャプスタンスクリューを磨いて円滑な動きに(左ビフォー・右アフター)
キーホールを清掃するためブラッシング、木屑が混入していました。
調律はA=442に...
硬い音質にはフェルトに針を入れて音量バランスを整えます。
3弦合わせ、フェルトの表面をきれいに処理。艶々しく深みのあるサウンドに...
遠かったハンマーストップをざっと15mmに設定。弾きやすさが生まれました。
ただ半日かけても作業はまだ道半ば...弾き込まれたピアノの再調整は「マイナスからのスタート」です。
基礎の調整(プレップアップ)があって高度かつ音楽的なメンテナンス(維持管理)は可能、調整の土台がなければ「ピアノの個性」はずっと埋もれたままです。それが日本における過去のペトロフピアノに多く見られる傾向であり、2013年に輸入販売元として弊社ピアノプレップが新たに設立されるに至った理由となります。
そんなペトロフの一面を今日は実感。10年を経た味わい深い響きながら凸凹した音質、もわっとしたタッチをリセット。その原因は楽器の問題というよりも調整不足によるもの。チェコの名器は時として調律師(ピアノ店)の技術力と熱意を写し出す「鏡」のように思えます。
現在は弊社でプレップしたピアノのみメンテに対応していますが、今回ばかりは10年前に購入されたP118C1を特別に現地で調整。
ハンマーの動作不良(スティック)が発生、打弦した後に戻ってきません。湿気過多による影響...
まずは汚れたチューニングピンをクリーニング(右ビフォー・左アフター)ハンマーの間隔も不揃い、調整不足がうかがえます。
キーピンのベトツキで少し上げた鍵盤が降りてきません。弾き心地が鈍化する理由のひとつ。
チューニングピン&弦を磨いた後、ひとつひとつ弦合わせを実施。
弦溝の位置がまちまち、この機にリセットします。
ファイリング作業によって弦溝をきれいに取り除きます。(左ビフォー・右アフター)
布ヤスリで卵型にひとつひとつのハンマーを整形。
弦合わせを再度チェック。やっと新品に近い状態までハンマーは復活。凸凹だった音質も揃ってきました。
鍵盤を外して棚板にたまった埃を清掃。
キーピンの汚れを1本1本きれいに拭います。
棚板のネジを増し締め。
フロントキーピンの角度が斜め、これもタッチに影響あり。
定規をあてながら角度を修正していきます。
汚れたキャプスタンスクリューを磨いて円滑な動きに(左ビフォー・右アフター)
キーホールを清掃するためブラッシング、木屑が混入していました。
調律はA=442に...
硬い音質にはフェルトに針を入れて音量バランスを整えます。
3弦合わせ、フェルトの表面をきれいに処理。艶々しく深みのあるサウンドに...
遠かったハンマーストップをざっと15mmに設定。弾きやすさが生まれました。
ただ半日かけても作業はまだ道半ば...弾き込まれたピアノの再調整は「マイナスからのスタート」です。
基礎の調整(プレップアップ)があって高度かつ音楽的なメンテナンス(維持管理)は可能、調整の土台がなければ「ピアノの個性」はずっと埋もれたままです。それが日本における過去のペトロフピアノに多く見られる傾向であり、2013年に輸入販売元として弊社ピアノプレップが新たに設立されるに至った理由となります。
ペトロフP125F1 ウォルナット艶消モデル プレップ完了! [プレップアップ]
同じピアノユーザーとして・・・ [プレップアップ]
ペトロフP118C1ウォルナット艶出モデル プレップ完了! [プレップアップ]
ペトロフP118C1ウォルナット艶出モデル プレップアップ [プレップアップ]
8時間寝かせたアイスコーヒーが完成!
ご来客用に夏仕様でご用意しました。
午前中ポタポタと地道に淹れた珈琲を
冷蔵庫に寝かせて....
氷に直接ドリップするよりも角のとれた
円やかな味わいが「水出し」式の特徴、
同じ珈琲豆も淹れ方で味が変わります。
仕事を行いながら8時間後に完成!
ピアノも同様、ハンマーフェルトの硬さ
鍵盤の沈む深さ、アフタータッチの量、
調整作業によって音と弾き心地に新たな
「個性」を吹き込むことが可能です。
まずはお約束のクリーニングから...
キーピンも合計176本を磨きます。
フロントキーピンの角度を修正します。
鍵盤の遊びを作って滑らかなタッチに。
続けてアクションのハンマー調整。
アルコールランプが出動!
ハンマーと弦の合わせをチェック
今回は「3弦合わせ」もこのタイミングで...
爪ではじいて同時に接しているか確認。
ハンマー先端を薄く削って調整します。
ハンマーフェルトの形も整えていきます。
続けて鍵盤セクションへ。まずキーピンの
前後位置を定規をあてながら修正。
鍵盤の高さに凸凹があります。
パンチング紙を使いながら高さを調整
一枚板のように綺麗に揃うまで続けます。
高さがそろったら、次は深さを調整。
ハンマーの接近調整。2~3mmが基準、
88鍵を根気よく設定していきます。
素材の良さを活かすのが技術者の仕事、
プレップ中のP118C1ウォルナット艶出
モデルを仕上げるには少々お待ちを...。
ご来客用に夏仕様でご用意しました。
午前中ポタポタと地道に淹れた珈琲を
冷蔵庫に寝かせて....
氷に直接ドリップするよりも角のとれた
円やかな味わいが「水出し」式の特徴、
同じ珈琲豆も淹れ方で味が変わります。
仕事を行いながら8時間後に完成!
ピアノも同様、ハンマーフェルトの硬さ
鍵盤の沈む深さ、アフタータッチの量、
調整作業によって音と弾き心地に新たな
「個性」を吹き込むことが可能です。
まずはお約束のクリーニングから...
キーピンも合計176本を磨きます。
フロントキーピンの角度を修正します。
鍵盤の遊びを作って滑らかなタッチに。
続けてアクションのハンマー調整。
アルコールランプが出動!
ハンマーと弦の合わせをチェック
今回は「3弦合わせ」もこのタイミングで...
爪ではじいて同時に接しているか確認。
ハンマー先端を薄く削って調整します。
ハンマーフェルトの形も整えていきます。
続けて鍵盤セクションへ。まずキーピンの
前後位置を定規をあてながら修正。
鍵盤の高さに凸凹があります。
パンチング紙を使いながら高さを調整
一枚板のように綺麗に揃うまで続けます。
高さがそろったら、次は深さを調整。
ハンマーの接近調整。2~3mmが基準、
88鍵を根気よく設定していきます。
素材の良さを活かすのが技術者の仕事、
プレップ中のP118C1ウォルナット艶出
モデルを仕上げるには少々お待ちを...。
ペトロフP118P1チェリーサテン プレップアップ♪ [プレップアップ]
P118P1チェリーサテンのプレップ完了!
内部クリーニングから整音作業まで一人の
技術者が担当、ピアノを「楽器」の状態に
整えます。工業品とは異なるヨーロッパ製
新品ピアノの精密調整には手間とセンス、
それと温湿度が安定した環境も不可欠。
弦合わせ、針刺し整音、ファイリング実施
鍵盤高さの調整にも高い精度を要求します
調律、整音の後は弦合わせを再チェック
各工程のチェックは技術者としての視点は
勿論、最終的に弾き手にとって気持ち良い
音質&タッチに揃っているか、担当者自ら
試奏して楽器の「一体感」を確認するよう
指示しています。これは料理人がお客様に
お出しする前に味見するのと同じ、店主も
楽器の「味わい」を厳しく確かめます。
自分がお客様の立場で「これが欲しい」
と思えるピアノを心がけるように by 店主
美しい紋様と明るい風合いのチェリー材
こちらも弊社の人気モデルです♪
今週は続々とペトロフUPが入荷する予定、
技術者達が精魂込めてプレップアップする
チェコ製ピアノで「音楽」しませんか?
内部クリーニングから整音作業まで一人の
技術者が担当、ピアノを「楽器」の状態に
整えます。工業品とは異なるヨーロッパ製
新品ピアノの精密調整には手間とセンス、
それと温湿度が安定した環境も不可欠。
弦合わせ、針刺し整音、ファイリング実施
鍵盤高さの調整にも高い精度を要求します
調律、整音の後は弦合わせを再チェック
各工程のチェックは技術者としての視点は
勿論、最終的に弾き手にとって気持ち良い
音質&タッチに揃っているか、担当者自ら
試奏して楽器の「一体感」を確認するよう
指示しています。これは料理人がお客様に
お出しする前に味見するのと同じ、店主も
楽器の「味わい」を厳しく確かめます。
自分がお客様の立場で「これが欲しい」
と思えるピアノを心がけるように by 店主
美しい紋様と明るい風合いのチェリー材
こちらも弊社の人気モデルです♪
今週は続々とペトロフUPが入荷する予定、
技術者達が精魂込めてプレップアップする
チェコ製ピアノで「音楽」しませんか?