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千里の道も一歩が大切... [ピアノ・メンテナンス]

ペトロフGPメンテ×2件@横浜市
P194Stormの御宅では可愛いお嬢様、
P159Boraではフレンチブルドッグが
お出迎え…そんな出会いもまた一興。

数十年ご愛用頂けるよう調整に励む
毎日、千里の道も一歩が大切です。

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除湿機の導入に伴い、変化した音程の
狂いをリセット、再び心地良い状態に

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こちらがお客様に推薦した除湿機
設定した湿度に達すると自動的に
運転停止する優れものです

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仕事の合間に中華街へ一歩

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春に納めたP159Boraのメンテナンス
今回は変化したダンパーを再調整、
調律、整音も実施すること約4時間
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メンテナンスに掛かる時間 [ピアノ・メンテナンス]

昨日は新潟県で出張メンテナンス!
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販売した後も責任もって管理するのが
ピアノ店の務め、内部クリーニングに
鍵盤調整、アクションの精密調整。
そして円やか、かつ艶やかな音色を
ご希望のお客様のため丹念に整音…

調律は1時間ほどでしたが、その他の
点検に費やした時間がおよそ2時間、
これが本来の維持管理、文字通りの
「メンテナンス」作業となります。
皆様のピアノはいかがですか?

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チューニングピンをクリーニング

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鍵盤キャプスタンの頭を磨きます

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その他、金属パーツもピカピカに

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棚板の埃を掃除機できれいにします

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ネジの緩みをしっかりチェック

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176本のキーピンのべとつきを掃除

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ひとつずつ鍵盤の遊びを作ります

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駒打ち、弦の振動を響板に伝えます

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アクションを戻して弦合わせ作業
正確に修正していきます

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鍵盤の高さもチェック

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鍵盤の深さをパンチング紙で調整

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黒鍵の深さまで正確に調整します

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アクション部品のポジションを修正

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ハンマー接近をひとつずつ調整

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ハンマーストップを正確に揃えます

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調律は2Hz上げ、A=442Hzに...

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お好みに応じてハンマーに針刺し

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針の痕を消し、音色を艶やかに

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作業の後に美味しい珈琲&ケーキ

リヒテル好きの奥様にお勧めしたのは
グリゴリー・ソコロフ、ピアノ談義で
愉しめるのも弊社顧客の特徴...。

お客様の信頼に応えるために毎日
プレップ&メンテナンスに励みます!


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より豊かな音楽性のために [ピアノ・メンテナンス]

PETROF P194Stormの点検整備。

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調律に狂いなく良好な状態をキープ、
今回はペダルに関わる微調整を実施。

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指先に加えてハーフペダルなど足でも
よりデリケートな表現が可能に…

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ピアニストの提案でペダルを重めに

ブランド=完成されたピアノではなく
実際はmodifyしながら育てるもの。

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一部のピアニストがコンサートの際に
特定した楽器を使うのもそれが理由。

継続的に細やかな調整を重ねることで
初めてピアノに音楽性が備わります。
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ペトロフP194Storm メンテナンス(音源付き) [ピアノ・メンテナンス]

ペトロフP194Stormのメンテナンス!
ショールームでピアニストや愛好家に
親しまれたこの楽器とも久々の対面...

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今すぐにでもコンサートに使用できる
状態まで保守点検を実施、作業後には
素敵な演奏を聴かせて下さいました。


空間に溶けるような甘美な音色...
(iPhone録音のため音質は今ひとつ)

グランドピアノ本来のトリル&連打、
ppp~fffまでのダイナミックレンジを
享受するためにはメンテナンスの際に
調律のほか、数々の作業が実は必要...
販売後も怠りなく調整しています。

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まずはA=442Hzにピッチを戻します

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続けてアクションの精密調整に

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トリル&連打に影響するジャック調整

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ハンマーの高さを均します

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ハンマーストップの基準をとります

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快適な弾き心地にリセット

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音質の粒をそろえるべく針を入れます

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ソフトペダル使用時の整音まで実施

ピアノを末永く楽しめるよう納品後の
アフターケアを大切に考えるお客様が
多いのもピアノプレップの大きな特徴、
これからもサポートしてまいります!
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ペトロフGP PⅢM メンテナンス [ピアノ・メンテナンス]

ご訪問を心待ちにして下さっていた
親切なご年配夫婦の御宅でお仕事。

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ピアノ通は後々のメンテナンスまで
考慮した上で楽器を購入されます。

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前回行った弦合わせをチェックです

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A=442Hzで調律、湿気による変化を
リセットします

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今回はタッチとペダリングに関わる
ダンパー調整を念入りに実施…。

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まずダンパーレバーを揃えます

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ペダルを操作する際のタイミングが
揃うようにひとつずつ地道に調整...

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音の止まりが悪いフェルトを
専用プライヤーで調整

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ダンパーの掛かり、基準をとって
スプーンの高さをいったんリセット

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ストップレールも適正位置に調整

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整音作業は最後に必ず実施します

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10年経ってもボヘミアンスプルースは
健在、深く温かい響きを醸しています

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外装を丁寧に磨き上げて終了、
PETROFロゴも輝いています。

ハーフペダルなど細かい踏み分けは
ダンパー動作が揃って初めて可能、
コンサートピアノに迫るサウンドを
緻密な調整でお愉しみ下さいませ。
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国産GPプレップ&メンテナンス作業③ [ピアノ・メンテナンス]

国産GPの長かったプレップがついに完結!

響きのボリュームは「素材」としての各個体の
ポテンシャル、繊細なpppが弾けるか否かは
アクションと鍵盤の精密な調整次第...。
演奏者のデリケートな音楽表現に応えるため
いよいよ「楽器」に仕上げていきます。

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白鍵のあがき(深さ)を10mmに調整

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ドロップ調整は2mm、連打性に影響

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白鍵のアフタータッチをもとに黒鍵の
深さを調整、同じ「トクン」に揃えます

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ハンマーストップ位置は弦から15mm
正確に揃えるとタッチ感がまとまります

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強すぎるスプリングを適正に調整、
これも連続打弦に関わる箇所...

ダンパーの調整を再度チェックしてから
整音作業、佳境を迎えました。

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芯を感じるハンマーフェルトに針刺し、
各音量で弾き分けながら入念に作業

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シフト(ソフト)ペダルの整音作業を実施、
音質にグラデーションを作っていきます

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3弦合わせ、3本の弦を同時に打つよう
慎重にフェルトを削ることで輪郭のある
ピアニッシモが可能となります。

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何度も作業を重ねるためチョークの印も
ご覧の通り...苦笑

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音質が揃ったところでプレップ完了!

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真鍮ロゴを磨けば新品のような輝き

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外装も手作業で研磨+ワックス処理

後は出荷のときを待つばかり...
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国産GPプレップ&メンテナンス作業② [ピアノ・メンテナンス]

グランドピアノの性能を最大限引き出ために
黙々と作業に没頭、コンサートピアノ同様に
手間と時間をかけて調整を行っています。

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もう一度ハンマーと弦の合わせを確認、
整音作業のためにも弦跡を精密に...

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ジャックの前後調整

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ジャックの高さ調整

トリル、連打に関わる重要なジャック調整、
コンサートの際も本来チェックすべき事項

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より繊細な音を出すための接近調整、
一音ずつライトを照射して地道に作業...

この後ドロップ、白鍵の深さ、ストロークを
揃えて、今回はいったんダンパー調整に...

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掛かりのタイミングを正確に揃えるために
ハンマー側面に基準のラインを記します。

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基準をとったら定規を当てながらダンパー
レバーの位置をボタン調整で揃えます。

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ダンパーの総上げ調整、ペダルの操作に
同時に応えるように地道に調整します。

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ダンパーの止音不良もあわせて調整、
家庭向けのピアノの場合こうした細部の
詰めが甘いことが往々にしてあります。

本番はどんなピアノでも弾けなくてはダメ!
という先生がいらっしゃいますが、それには
標準状態の楽器でさらう必要があります。

その「標準」が技術者による精密な作業で
保たれているのが実はコンサートピアノ。
家庭用のピアノでも同等の内容、精度で
整備すると性能は間違いなく向上します。
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国産GPプレップ&メンテナンス作業 [ピアノ・メンテナンス]

国産GPプレップ&メンテナンス作業の続き...

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アクション、鍵盤を外す前に高さの凹凸を
チェック、チョークで印を付けておきます。

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アクションを外し、掃除機でホコリを除去

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鍵盤を一鍵ずつ濡れ雑巾で拭き掃除。

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鍵盤横の汚れもしっかり落とします。

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汚れでべとついたバランスキーピン、
クリーニングして滑らかな弾き心地に

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鍵盤上下の動きをガイドする役割の
フロントキーピンもきれいに磨きます

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フロントキーピン角度を鍵盤と平行に、
摩擦を減らしスムーズな動作にします

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キーホールもブラシできれいに掃除

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鍵盤の遊びを一鍵ずつ作ります

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チョークの印を頼りにパンチング紙で
高さを調整、近いレベルまで整えます

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アクション、鍵盤をはめて鍵盤高さの
微調整、ピンセットでパンチング紙を
抜き差しして微調整

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鍵盤の高さを徹底的に均します

演奏会に使用されるコンサートピアノは
年1回2日かけて保守点検を実施します。
その内容は今までにご紹介している通り、
調律以外の作業が実は重要なのです。
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メンテナンスの意識 [ピアノ・メンテナンス]

弊社ショールームを正式にオープンしたのは実は2013年の今日、7/3はチェコを代表する作曲家レオシュ・ヤナーチェクの誕生日でもあります。

そんな記念日にピアニストの嬉しいご来訪もありながら、年月を経た国産GPを手入れ。
以前勤務していた職場からの依頼とあって今回は特別にショールームに搬入しました。

現在はペトロフ専門に対応しておりますが、店主は工房からキャリアを築いたこともあり、中古ピアノのリニューアルも違和感なし。

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まずは弦のクリーニングから...
ビフォー(左)/アフター(右)

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乾いた布できれいに汚れを拭います

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チューニングピンのクリーニング
ビフォー(左)/アフター(右)

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フレームの汚れも綿棒で掃除...

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ピンの狭い隙間も、真鍮製アグラフも
きれいにクリーニング

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磨き上げた結果、名誉のマメが...

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真鍮棒で「駒打ち」、弦の振動をロスなく
駒に伝えるために密着させます

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音程が著しく低下、ひとまずA=442Hzに
ピッチを上げるべくざっと調律を実施


気持ちよく演奏するためには、タッチや音色を均一に揃えるメカニックの調整が必要です。

ピアノの将来を考えるなら、楽器内部の弦や金属製パーツの汚れ・錆の予防・除去作業は欠かせません。

輝き・艶を失ったペダルや外装も、こまめにワックスやコンパウンドで磨いてあげれば新品のような光沢に戻すことが可能です。

残念ながら工房時代に入荷してくる中古ピアノは毎年の調律記録は残っていても、アクション、鍵盤は未調整、金属部品も錆ついた状態、そんな品物ばかり。
店は売りっぱなし、調律師も音合わせのみ、ピアノ業界の悲しい状況を目の当たりにしてきました。

どんなに素晴らしい楽器でも「調律」だけでは音質のムラやタッチの狂い、錆や汚れによる劣化を防ぐのは不可能ですが、この事実をユーザーはどこまでご存知でしょうか。

新品に近い状態、また心地良い状態を維持するためには、調律師、ユーザーの両者がピアノに対して、「メンテナンスの意識」を共有することが必要最低条件です。

ピアノ使用者もしくは購入を検討される方は楽器だけではなく、後々の管理についてもあわせてご一考頂けましたら幸いです。

作業はまだまだ続く...
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あれから3年... [ピアノ・メンテナンス]

弊社オープンと同時にお買い上げ頂いた
P125F1マホガニー艶出のメンテナンス!

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記念すべき第1号のお客様ということで
ペトロフ社長にサインを頂いて早3年...

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お子様と会社の成長を共に見届けている
ピアノなので店主自身も感慨深いです。

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まずはチューニングピンの掃除から

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鍵盤下、棚板のクリーニング

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フロントキーブッシングクロスを調整
1鍵ずつ遊びを作っていきます

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鍵盤ならし(高さ)をリセット

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鍵盤あがき(深さ)もリセット

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ハンマーストップ後、調律、整音を実施

お子様の演奏が驚くほど上達されていて
喜びも一入。4年目を迎えても変わらず
ご家族でご愛用頂いています!

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人気店「リリエンベルグ」の焼き菓子を
頂戴しました。手作り感ある美味しさ...
http://www.lilienberg.jp/

どうもご馳走様でした!
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