ペトロフP131M1 プレップアップ② [プレップアップ]
プレップアップの合間にピアノ豆知識。
トップ画像は鍵盤の深さを測る定規です。
現在10mmが一般的な基準とされていますが
演奏者の好みによって若干の変更が可能。
往年のピアニストたちはこの許容範囲の中で
「自分の楽器」にアレンジしていました。
ホロヴィッツ、ミケランジェリ、グールドは
浅めを、リヒテル、ワイセンベルクは深めの
タッチを好んでいたといわれています。
目指す音楽性や演奏のスタイルが違うのなら
ピアノに求める調整がそれぞれ異なっていて
当然、むしろ自らの志向する音楽表現のため
欠かせないセッティングとも考えられます。
様々なブランドやピアノ奏法に関する話題が
活発になりつつある現在のピアノ業界。
かつての名ピアニストがそうであったように
ユーザーの皆様に「楽器の調整」に対しても
強い関心をもって頂けたらと願うばかり...。
そうこう呟くうちP131M1の調整完了です!
(その他の作業写真はこちら)
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