おんがくしつトリオ with PETROF P194Storm

話題の“おんがくしつトリオ”がMV公開！
季節に相応しい「うんどうかいメドレー」
チャーミングな動画に仕上がっています♪
実は映像とは別にこちらの音源には弊社の
P194Stormが使われているのにご注目。。
ぜひエンドロールまでご覧ください(^^)



この素敵なコラボが年末12月12日（土）
再びピアノプレップで実現いたします。
クリスマス仕様ですので乞うご期待♪

おんがくしつトリオの皆様は10/10（土）
～18（日）にかけて関西・中部ツアーを
敢行する予定ですので、お近くの方々は
お子様とご一緒にいかがですか？

ツアーの詳細はこちらからどうぞ！
http://ongakushitsutrio.wix.com/home3#!schedule/c19dc

ペトロフP159Bora メンテナンス

昨年末に納めたP159のメンテナンスでした。
ご主人が室内の湿度に気を配って頂いている
甲斐もあって調律に極端な狂いはなし...
どんなピアノでも良好な状態を保つためには
ユーザー様ご自身のご協力が欠かせません。
ピアノを習い始めた男の子が大人になっても
お使い頂けるよう私も頑張ってケアします！


A=442Hzで安定。低音と高音をピッチ上げ。


ローラースキンにはテフロンを。


ハンマーストップを均しく調整


連打に影響するスプリング調整


芯を感じるフェルトに針刺し整音


ソフトペダル使用時の整音


落ち着いた雰囲気を放つウォルナット材


コンパクトなペトロフP159BORAなら
日本の住宅事情にもぴったりです

バッハ三昧

メンテの帰りがけに立ち寄りましたのは
自家焙煎珈琲の老舗カフェ・バッハ。
世界各地から選りすぐったコーヒー豆を
ハンドドリップで...こだわりのカップと
美味しいケーキとともに堪能しました。
味比べもまた「喫茶の愉しみ」ですね。



演奏家、楽器、楽曲の組み合わせの妙を
喫茶するかのように味わって貰えたら…
というのが店主のささやかな願い。
各ピアノブランドがもつ個性の違いにも
どうか目と耳を向けて頂きたいものです。

...いささか長い前フリとなりました。
来たる10/10（土）は池井博美さんによる
オール・バッハ・プログラムをご用意♪
本場ドイツで高く評価されたその演奏を
ペトロフの音色にのせてお届けします。
http://www.pianoprep.jp/cont5/main.html

美味しいドリンク＆焼き菓子とご一緒に
サロンでバッハを満喫しませんか？

※当日お出しするコーヒー、焼菓子は
カフェバッハのものではありませんので
あしからず...

ペトロフP173Chippendale メンテナンス

P173Chippendaleのメンテナンス完了！
チューニングピン、弦の汚れを取り除いて
新品同様に、湿気で変化した調律、調整を
くまなく修正して出荷時の状態にリセット。
地道な“維持管理”こそ長持ちの秘訣ですね。


いかにもヨーロッパ的な装飾


チューニングピンの汚れをクリーニング


ハンマーを正確な位置に微調整


ハンマーと弦のストロークを均します


ダンパーの動作を揃える「総上げ」調整


湿気で上がった音程をA=442Hzに修正


針を刺して音質のムラを整えます


最後にワックスがけ。マホガニーが美しいです♪

10/24（土）工藤雄一さん JAZZ LIVE♪

ピアノプレップのコンサート告知！
来月10/24（土）は工藤 雄一さんによる
JAZZライヴをサロンで開催します♪



ドヴォジャーク・スラヴ舞曲 第10番
チェイコフスキー『四季』より秋の歌
Autumn in New York など...
深まりゆく秋をインプロヴィゼーションの
世界からお届けいたします。

開演は14時、お子様のご入場も可能です。
PETROFの色彩豊かな音色で奏でるJAZZ、
どうぞご家族ご一緒にお愉しみ下さい！
http://www.pianoprep.jp/cont5/main.html

前回のコンサートの模様を動画でどうぞ

《番外編》ドイツ製UPとともに...

本日は新規依頼で某ドイツ製ＵＰのメンテ。
普段よりしつこいくらい力説している（？）
プレップアップの重要性をお伝えするために
作業の模様を長々～と公開してみました。

気持ち良くピアノを楽しむために何が必要か
皆様にご一考頂けましたら幸いですm(_ _)m


屋根を開けてハンマーの間隔を確認
見た目に不揃いなのが分かります


となれば弦跡も当然このように...


弦合わせを行うため軽くファイリング
弦溝をなくしてリセットの準備です


ハンマーの走り、間隔を修正しながら
正しいポジションに整えていきます


続けて弦をはじきながらフェルトとの
接点をチェック、同時に打弦するよう
板ヤスリで１音ずつ微調整を重ねます


ハンマーのリセットが完了！
音の輪郭がクリアになりました
その他のアクション調整は後ほど...


ここでいったんアクションを外して
チューニングピンの汚れを除去
（左が作業前、右が作業後）


弦の汚れを拭って「駒打ち」


キャプスタンスクリューも研磨
滑らかな動きを取り戻します


アクションを再び組んで調律を実施
A=440Hzから442Hzにピッチ上げ


次は鍵盤調整、少し持ち上げてみて
スーと降りてこない場合は湿気等で
動きが鈍っている証拠です


鍵盤を外して内部を清掃してから
まずバランスピンのベトツキを除去


フロントピンもきれいにします


フロントピンの角度も細かく修正


鍵盤調整を終えたら再びアクション
バックチェックの位置を修正します


ハンマーのストップ位置を調整
弦から15mm前後に整えていきます


最後に音の粒を揃える「整音」作業
硬さを感じるフェルトに針を入れます


4時間かけてコンディションをアップ！
鍵盤高さ、深さ、さらにアクションの
細かい調整は次回へ持ち越しですね。


...とペダルも欠かさずきれいに研磨♪

いかがでしたでしょうか？
ペトロフに限らず、どんなピアノでも
「プレップアップ（出荷調整）」
「メンテナンス（維持管理）」
このふたつが欠かせないことをご理解
頂けましたら非常に嬉しく思います。

大切なのはブランドであること以上に
音程、音質、タッチがピアノにとって
あるいはお客様にとって、違和感なく
理想的な状態に整っているかどうか。

ピアノ店や技術者は本来そうあるべく
努めるもの...そんなポリシーをもって
ピアノプレップは日々活動しています。

ペトロフP118P1 チェリーサテン プレップアップ②

昨日の結婚式の余韻と感動が冷めない中
プレップアップ再開。良い刺激を貰いつつ
調律、整音まで調整が無事に完了です！


今日は鍵盤の高さ、深さ調整から開始！


タッチの基礎は「鍵盤高さ」にあり


アクションの調整も厳しくチェック


高音域が硬いため入念に針刺しを実施


最後は「演奏者」目線で試奏します


ひと通りプレップ作業が完了しました！

Prep for Wedding Party

今日サロンは休業でしたが結婚式場で仕事！
普段からチェコ繋がりでお世話になっている
テノール歌手・出井則太郎さん＆ピアニスト
出井愛さんの披露宴に使用するピアノ調律を
依頼されました。責任重大...頑張らなくては。


その昔お世話になったドイツ製ブランド...


A=443Hz→442Hzにピッチ下げ調律。
湿度がやや高めのようですね。


ベッディングスクリューにも浮きが...


トリル＆連打に関わるジャックを点検


同音連打しやすい位置に調整


ローラースキンにはテフロンパウダーを...
上質なタッチ感を作ります


硬い音質は針刺しで整音


２時間かけてセッティング完了！


涙あり笑いあり...次々とアーティストが
友情出演する感動的な結婚式でした！
いついつまでも末永くお幸せに...

ペトロフP118P1 チェリーサテン プレップアップ①

久しぶりにプレップアップ作業を公開！
ご注文品P118P1チェリーの調整風景です。


チューニングピン＆弦をクリーニング


真鍮棒で１弦ずつ「駒打ち」


鍵盤を外して棚板の清掃。


ポジ規格専用ドライバーでネジ締め


バランス＆フロントキーピン磨き


フロントキーピンの角度を修正


キャプスタンスクリュー磨き


ハンマーと弦の位置を正確に整えます


３弦同時に接するよう板ヤスリで調整


フェルトの毛羽立ちをきれいに処理
艶やかな音色が生まれます。

今回はハンマーの調整まで行って終了...
本来の性能を徐々に引き出していきます。

ペトロフP125F1ウォルナット艶出モデルご注文頂きました。誠にありがとうございます！

本日P125F1ウォルナット艶出モデルが
ご売約、誠にありがとうございます！



チェコのもぐらくんを気に入ってくれた
元気な男の子には右ペダルを踏みながら
適当に1音ずつppで弾く「遊び」を伝授、
混じり合う響きに耳を澄ましていました。

“小さな音楽家”が増えると嬉しいですね♪