ペトロフP173Chippendale メンテナンス

P173Chippendaleのメンテナンス！
調律、整調、整音の３点セットの作業で
コンディションをリセットしてきました。
高い天井の空間にペトロフの温かい音が
響き渡ると気分はもうヨーロッパですね♪
オシャレな雰囲気をお愉しみ下さい(^^)


P173Breeze Chippendale Mahogany


湿度を管理されているためピッチ安定


アクションの狂いを修正していきます


最後に整音作業も欠かさずに...


調和したインテリアは心地良いですね♪

P194Stormレコーディング＆P118C1ウォルナット艶消モデルご注文頂きました！

今日は午前中からP194Stormを使用して
レコーディング...後々お届けいたします！


筒井一貴さん＆中村栄宏さんのユニット♪


弊社の営業部長も録音に貢献？

そして午後はお客様がご来店！
何度も何度も弾き比べて悩まれた２台..
最終的に選ばれたのはP118C1Walnut艶消、
優しい木の響きを気に入られたようです♪



現在パイプオルガンを学ばれているそうで
ピアノを選考されたポイントは「響き」...
音楽を耳で作るためにも豊かな響きをもつ
楽器に日頃から慣れる必要があります。

ペトロフUPで演奏のイメージを膨らませて
ご活用頂けましたら幸いでございます(^^)

ペトロフP194 Storm プレップアップ③

英語でVoicingと称されるようにピアノの
「声」を整える作業が「整音」です。
指先に伝わるハンマーフェルトの弾力性、
fffからpppまでのダイナミック・レンジ、
シフトペダルを使用した時の音質も...
88音の粒が連なるまで調整を重ねます。


フォルティッシモからピアニッシモまで
各音量でハンマーフェルトをチェック


硬さを感じる箇所にはチョークでメモ


根気よく針を入れていきます


そしてシフトペダル使用時の整音


弦をはじいて３弦合わせをチェック


先に触れている弦にはチョークでメモ


フェルトを薄く削って整えます


さらには１弦ずつ音質をチェック


またまたチョークでメモ...


最後は１弦単位で音を整えていきます

10/28はチェコ共和国『建国記念日』

本日サロンをお休みしましたが、それは
店主がチェコ大使館が主催する建国記念
レセプションパーティーに出席した為...
チェコに関わる方との交流を深めながら
PETROFの宣伝に努めてまいりました。



もっともチェコの方はペトロフピアノを
当然のように皆様ご存知でしたが...^^ゞ



かつてオーストリア＝ハンガリー帝国に
組み込まれていたボヘミア、モラヴィア、
シレジア。第一次大戦後に独立を果たし
1918年10月28日チェコ・スロヴァキア
共和国は誕生します。現在ではチェコと
スロヴァキアは分離していますが今でも
建国記念日として祝日になっています。

そうした歴史もペトロフを輸入販売する
ようになってから学んだこと。まだまだ
店主もチェコについて勉強中です...汗


ハープによるスメタナ・モルダウの演奏♪

本日お会いしました方々の御縁を大切に
育みつつ、チェコ共和国の素敵な魅力を
日本の皆様にもお届けしてまいります！


魅惑のチェコ共和国を旅しませんか？

ペトロフP194 Storm プレップアップ②

本日サロンをお休みしましたが、それは
店主が古物商法令講習会に出席した為...
弊社も中古ピアノの取扱いが可能ですが
その必要を感じさせないほどペトロフの
人気が日増しに高まりつつあります。

...という訳で帰店後はプレップを再開！


昨日の内容を点検後にハンマーストップ、
まずは15mmでサンプルを作ります。


それに基づきバックチェックを調整して
ハンマーストップを揃えていきます。


連打性能に関わるスプリング調整。
88鍵ひとつずつ整備していきます。


A=442Hzで調律、ユニゾンを揃えたら
いよいよ次は「整音」作業です！

※誠に勝手ながら明日も白金台サロンを
　休業いたしますm(_ _)m

ペトロフP194 Storm プレップアップ①

昨日は朝から晩までP194の「整調」三昧...
試弾を心待ちにされているお客様のために
と言いつつ、仕上がりが一番楽しみなのは
店主自身という説も...。プレップアップの
工程を2/3ほど済ませたころで一日が終了。

その作業の模様を一挙に公開。


まずは鍵盤筬が棚板に接地するように
ベッディングスクリューを調整。


定規をあてながら鍵盤の傾きを修正。


バランスキーピンの前後も揃えます。


アクションを外して筬のネジ締め。


バランスキーピンをクリーニング


フロントキーピンも。弾き心地に関わる
ため新品といえど欠かせない作業です。


事前にメモをとって、鍵盤高さの凸凹を
このときに修正。ひと手間省けます。


フロントキーピンの角度を修正。


キーホールの中をブラシで掃除します。


鍵盤の遊びを88鍵ひとつずつ作ります。



アクションに鍵盤の力を伝えるための
キャプスタンボタンも磨きます。


アクションを装着、再び本体に納めて
鍵盤高さをチェックします


一度行ったハンマー弦合わせを確認。
調整を反復するほど精度が高まります。


続けてシャンクローラーとサポート部の
接点を揃えていきます。


このときレギュレーティングボタンと
キャプスタンの接点も忘れず点検。


のり紙を貼りながら修正していきます。


3点が正しい位置におさまりました。


バックチェックの角度を修正。


ハンマーテールとバックチェックの
かみ合わせを整えていきます。


ローラースキンにテフロンパウダーを
塗り込めて上質なタッチ感を作ります。


ジャックの前後位置を細かく調整。


ジャックの高さを指でなぞりながら
点検。修正していきます。


ここで白鍵の深さを10mmに揃えます。


LEDライトを当てて「ハンマー接近」の
距離を正確に調整していきます。


白鍵のアフタータッチの感触をふまえて
打弦距離を設定。ハンマーを均します。


連打に関わるハンマードロップ調整。
接近の位置から2ｍｍに揃えます。


白鍵のアフタータッチをもとに黒鍵の
深さを調整していきます。


まだまだ「整調」作業は続く...

Yuichi Kudo plays JAZZ on a PETROF P125F1 Mahogany

今日は朝から録れたてJazzをお届け(^^)
ライヴを終えたばかりの工藤雄一さんの
アンコール、プレップ間もないP125F1
Mahoganyモデルで弾いて頂きました。
音色、響き、軽快なタッチ感をどうぞ♪

Yuichi Kudo plays Jazz on PETROF P125F1

Posted by ピアノプレップ Piano Prep on 2015年10月24日

色香ある音に純度の高いベースの響き..
昨日はコンサート後にアップライトを
試弾するお客様の姿が目立ちました。
コンパクトで鳴りの良いペトロフUPは
ピアノ弾きの関心を誘うようですね。

....ちなみに工藤さんJr.のお気に入りは
ペトロフP118C1 Walnut艶消モデル。
「落ち着いた音が好き」とヴァイオリン
奏者ならではのご意見を頂きました。

本日は通常通り営業しております。
ぜひ皆様もサロンでお弾き比べ下さい！

工藤雄一さんコンサート・レポート♪

工藤雄一さんのジャズライヴが終了！


「秋」「チェコ」にちなんだ名曲に加えて
今回はジュニア・オーケストラに所属する
工藤さんJr.がヴァイオリンでゲスト出演。




休憩中にはハロウィンの焼菓子をお客様に
配るお手伝いをしてくれたりと大活躍♪


実はピアノ演奏も物凄く上手なのです。
もしや将来の巨匠？

本日工藤さんのお知り合いの作曲家の方も
お見えになりましたが、ペトロフに対する
関心がとりわけ高いのは、音楽を自ら創作
される方、管弦楽器の奏者や声楽家の方、
はたまた古楽器を嗜まれる方など、何とも
興味深い傾向がみられます。

皆様に共通している点は普段からピアノの
音、響きを客観的に「聴いている」こと。
もしかするとピアノを演奏される方よりも
一層こだわりが強いようにも思えます。

即興演奏を得意とする工藤さんもピアノの
響きが豊かだと曲が湧いてくるとのこと。
そのようにペトロフのもつ特色を音楽家の
方々から語って頂けると、わたくし店主に
とっても大いに参考となります^^ゞ

さて、次回はどのようなサロンイベントを
用意しているでしょうか...乞うご期待！

ペトロフP194Storm ハンマー調整

新しく入荷したP194Stormは取り急ぎ
ハンマー調整＆調律のみ実施しました。


工場出荷時はハンマーフェルト表面が
粗い状態。輸入した直後のペトロフの
音色が垢抜けない理由のひとつです。


そのためハンマーフェルトを一つずつ
ファイリング（整形）する必要あり。
この前に硬いフェルトには針を入れて
おくと作業がより効率的になります。


そして弦との合わせを１鍵ずつ確認。

この後ざっとA=442Hzに調律したので
ひとまずは試弾が可能な状態です(^^)


気になった方は明日のライヴを聴きに
白金台サロンまでいらして下さい！
http://www.pianoprep.jp/cont5/main.html

明後日10/24（土）はJazz Live！

明後日に迫ったサロンコンサートの再告知！
出演は工藤雄一さん、さらにはP173Breeze
Chippendaleモデルのラストステージです♪



ピアノは必ずしも新品が良いと限らないのが
奥の深いところ...。適度な弾きこみを行って
調整を重ねる度に楽器は成熟するものです。

入荷して1年弱、そうしてピアニストと共に
育て上げたPETROFの真価、工藤さんによる
即興性溢れるJazzで確かめてみませんか？

10月24日（土）14時開演、お子様と一緒に
ジャズを楽しみたいという方も歓迎します！
http://www.pianoprep.jp/cont5/main.html